携帯の分離プラン義務化によりiPhone離れは加速するのか。いや、しない(反語)
先日ドコモより発表された新プランにより、基本料金は最大4割値下げとなりましたが、果たしてそれで毎月の携帯代は安くなるのか、という疑問が残るところ。
「基本料安くなったんだから、携帯代が安くなるに決まっているだろー!」というツッコミをするそこのあなた。今回のドコモの新料金プランは秋から義務化される分離プランなんです。
今の携帯電話料金の仕組み
簡単に記載すると
基本料金+携帯電話の分割金−端末割引(月々サポート、毎月割、月月割)
という仕組みになっています。(通話料とかSMS、オプション代も別途発生しますが)
分割金と端末割引が同額だといわゆる「実質0円」になり、本来10万円以上するiPhoneがあたかもタダで手に入ったかのように錯覚させてしまいます。
でも、この従来のプランだと分割金の支払いが終わると割高な基本料金を払い続けなければいけないので、あまり機種変更をしない人が損をする仕組みになります。
分離プランでiPhone離れが加速?
今秋から義務化される分離プランとは何か。
端末割引(月々サポート、毎月割、月月割)を無くし、
基本料金+携帯電話の分割金
というシンプルな料金体型にしましょうというプラン。
ぱっと見割引がなくなって高くなる印象ですが、その分docomoが先に発表した新プランでわかるように基本料金が安くなっています。
ただし、本当に安くなるのかという検証を「ITmediaNEWS」様で行っていたところ、iPhoneの場合、
そこで、iPhone XR/64GB、iPhone XS/64GBモデルで、ギガホ、ギガライト、ウルトラデータLLパック、ベーシックパックを契約した場合の2年間総支払額を計算してみた。
30GBプラン比較の場合、ギガホの方が2万5791円高くなることが分かる。
データ使用料に応じて支払料金が変わるプラン比較の場合でも、ギガライトの方が2万5791円高くなる場合が多くなる。
基本的に高くなります。(超レアケースで安くなるパターンもありましたが割愛)
ということで、分離プランになったところで端末の値引きをどうにかして入れないと従来より高くなってしまいますね。
だからと言ってiPhoneユーザが減るかというと対して減らないでしょう。
今回、計算した結果でも、2年支払総額なので、1ヶ月の支払額にすると1000円ちょっとです。
端末に10万以上かけている人が月1000円くらい値上げされてもそれほどダメージはなく、そのまま使い続けるのではないかと管理人は考えています。
あとは機械にあまり強くない人。iPhoneは使い勝手がいいという評判のまま契約しそのまま使い続けている人は今更Androidに乗り換えるのはしんどいでしょう。
なので、iPhoneユーザはそれほど減らないと思います。
結局どうすればお得なの?
月々の通信費を安くしたい。どうすればいいの?
3大キャリア(docomo,au,softbank)を抜けて格安SIMに乗り換えましょう。
でも、3大キャリアを使っている人たちは何かしら理由があるはずです。
- いつでもショップで相談できて安心
- 端末が壊れても代替機を用意してくれる
- ゲームをするから回線スピードが大事
理由は人それぞれ。しかし、今こんな理由がなくなんとなく3大キャリアを使ってますよーという人たちは格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
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